小児科
2017年5月15日掲載
小児科外来再開し、おもに慢性疾患のお子さんを診療しています。
喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギーによる病気、低身長、思春期早発、1型糖尿病、甲状腺などの内分泌の病気、肥満症、心身障害など慢性疾患をていねいに見ていきます。これらの病気は元気そうに見えても、こどもたちの普段の行動、遊び、食事、おでかけなどに影響し、家族全体のQOLに大きくかかわります。食物アレルギー、喘息、糖尿病、重症児など同じ病気でもお子さんによって異なり、ひとりひとりの状態によって診療方針を考えるオーダーメイドが必要です。
初診は、外来診療日であれば、予約不要です。紹介状は、なくても構いません。お薬手帳、母子手帳はお持ちいただくと、診療に助かります。再診は原則予約を取っていただいています。
外来診療
小児科:外来(木藤);木曜日午前(初診、再診)
アレルギー内分泌外来:火・木曜日(予約制)
予備診察:週2回(予約制);療育指導室にお問い合わせください。
診療担当医紹介
・役職名 小児科部長
・氏名 木藤 嘉彦
・専門分野・資格等
アレルギー疾患、内分泌疾患、1型糖尿病、
臨床遺伝、重症心身障害
小児科専門医
アレルギー専門医(小児科)
小児慢性特定疾病指定医
難病指定医、身体障がい指定医
対象疾患等について
喘息(気管支ぜんそく)
症状、家庭や学校などの様子に加え、呼吸機能検査(スパイロメトリー、広域周波オシレーション)、呼気一酸化窒素(NO)など客観的な情報をもとに、ひとりひとりに合った診療をします。広域オシレーション法は幼児(早くて3歳から)も測定可能です。また喘息以外の慢性咳嗽(長引く咳)の鑑別を行います。日常生活を制限なく過ごすために、本人のベストパフォーマンスをひきだせるよう治療し、こどものうちに治す、大人まで持ち越さないことを目指します。
食物アレルギー
通常のIgE検査だけでなく、免疫学的特殊検査や食物負荷試験を必要に応じて組み合わせて行い、より正しい診断をもとに治療し、乳幼児は、(少しずつでも)食べられるようになること、学童は、将来を見据えて日常生活の制限をできるだけゆるめることを目指します。
アトピー性皮膚炎
原因はアレルギーだけでなく、いろんなことが悪化要因です。
軟膏治療(ステロイド、あるいはステロイド以外)だけでなく、環境・心理などに配慮しながら、診療します。
低身長
さまざまな原因でおこります。まず、原因となる病気がないかしらべ、それに応じて診療します。治療薬として使えるのは、成長ホルモンです。分泌不全性(ホルモンの出方が少ない)、SGA性(未熟児でなくても生まれつき小さく、ホルモンの反応が弱い)、ターナー症候群(染色体の影響で大きくなりにくい)などが治療できる対象です。お悩みの方は外来でご相談ください。
肥満
重症心身障害
当院で小児に可能な検査
心電図
超音波;心エコー、腹部エコー、甲状腺エコー、
呼吸機能検査 スパイロメトリー、広域オシレーション法
CT;胸部、腹部、頭部
アレルギー検査:IgE、ALST(アレルゲン特異的リンパ球刺激試験)、BAT(好塩基球活性化試験)