プリセプター・新人ナースからひと言
プリセプター(先輩)
私が兵庫あおの病院に入職した理由は、病院説明会に参加した際に、先輩方から説明を受け、重症心身障害児者への看護に興味を持ち、学びたいと考えたからです。
私が所属する東2病棟の患者さんは、強度行動障害や変形拘縮がみられる方が多く入院されています。行動障害のある患者さんは、自分の意思を表出できず、自傷行為等の表現として表出するため、患者さんの思いに寄り添い、安全に日常生活を送れるよう援助するなど、一人一人の個別性を活かした優しい看護を行っています。患者さんから"ありがとう"と声をかけていただいた時、処置や観察が出来るようになった時は、成長を実感でき、やりがいを感じます。
今年度はプリセプターとして、新人看護師の教育面や、精神面で心の支えとなれるよう取り組んでいます。新人看護師が悩んでいる時に、どのように助言すればよいか迷うこともあります。毎月の面談や、気になった時にその都度声掛けを行うなど、新人看護師が1人で抱え込まないよう、周りの先輩方に働きかけながら、病棟全体で新人看護師の成長に繋げることが出来ています。また、プリセプターを経験する中で、自分自身も初心を思い出し、共に成長することが出来ています。
プリセプティ(新人看護師)
重症心身障がい児(者)の方は長い期間入院され、個別性のある看護を必要とされています。私は、長期間にわたり患者さんと関わることのできる看護を行っていきたいと考え、兵庫あおの病院を希望しました。毎日のコミュニケーションで患者さんとの信頼関係を築くことができ、楽しく患者さんと過ごすことが看護のやりがいに繋がっています。
言葉で表現することが難しい患者さんの日々の体調の変化に気付くためにはバイタルサインや表情の観察が必要です。私にはまだ、難しいのですが、そんな時に先輩方から「普段の状態からの変化を観察することは難しいよね。ちょっとした変化でもいいから相談してね。」と声をかけていただけました。そのことで、わからないことをすぐに相談できるようになりました。
初めて行うケアは、丁寧に確実に身につくように教えていただき、不安なことは相談できる環境です。初めてのことばかりですが、患者さんとのコミュニケーションや先輩方のアドバイスは、やさしい看護を行うための日々の励みになっています。