検査科

研究検査科の概要

研究検査科は、診断や治療に必要な科学的根拠となるデータを提供するために、患者様から採取した血液や尿などを検査する検体検査と心電図や呼吸機能検査などの生理機能検査を行っています。また、検査データの精度維持と向上に努め、日々の内部精度管理に加え、日本医師会精度管理調査などの外部精度管理調査にも積極的に参加しています。

生理学的検査では、患者様が安心して検査を受けていただけるよう日々心がけています。

スタッフ紹介

  • 臨床検査技師長:1名
  • 生理学主任:1名
  • 臨床検査技師:2名

検査内容

検体検査

生化学検査

生化学自動分析装置(日本電子 BM6010)を用いて心機能、肝機能、腎機能、糖尿病などの指標となる血液中の約30種類の物質を迅速に測定しています。外来診療において診察前検査を実施しているため、至急対応を行っています。

血液検査・止血検査

多項目自動血球分析装置(シスメックス XN-1000)を用いて貧血や炎症、白血病などの血液疾患の指標となる赤血球、白血球、血小板等の大きさや数の分析、および白血球形態分析(好中球、リンパ球、好塩基球などを分類し、その比率を算出)を行っています。

全自動血液凝固測定装置(シスメックス CA-650)を用いてプロトロンビン時間、APTT、フィブリノーゲン、D-ダイマーの測定を行っています。

尿一般検査

尿検査には、自動尿分析装置(栄研化学 US-2200)を用いて尿中の糖、蛋白など10項目を測定する尿定性検査と尿中に存在する細胞などを顕微鏡的に判定する尿沈渣があります。その他、便潜血、虫卵、妊娠反応、胸水等の他各種穿刺液検査を実施し、至急対応を行っています。



その他

輸血関連検査として血液型検査(ABO式・Rh(D))、交差適合試験を行っており、現在は輸血・血液製剤の管理も一元化して取り組んでいます。免疫学的検査としてはB型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズウイルス、インフルエンザウイルス抗原、アデノウイルス抗原、ロタウイルス抗原、A群β溶連菌抗原、尿中肺炎球菌莢膜抗原、尿中レジオネラ抗原など感染症の迅速検査を行っています。

生理機能検査

心電図検査

胸部及び左右の手首と足首に電極を付けます。心筋梗塞、狭心症、不整脈の診断について行う検査です。

ホルター心電図検査

主に不整脈、狭心症等の有無を診断するため、日常生活中の心電図を長時間(24時間)にわたって記録します。胸部に電極を貼り、小型の記録器を携帯してもらいます。

呼吸機能検査

喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など呼吸器の病気が疑われる時に行う検査です。

マウスピースを口でくわえ、息を吸ったり吐いたりして、息を吸う力、吐く力、呼吸抵抗などを調べます。

超音波検査

超音波検査とは超音波(耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を用いて体の内部を観察する検査法です。 無害なのでお母さんのお腹の中の胎児を見るのにも使われます。

検査方法は検査する対象臓器がある皮膚面にゼリーを塗り、プローブ(超音波を発する探触子)をあてるだけなので痛くありません。検査部位により飲食や排尿の制限があります。

血管伸展性検査(ABI)

ABI検査は両腕と両足首の4か所で同時に血圧を測り、腕と足の血圧を比べることで血管の狭窄の状態を調べます。

特に高血圧・糖尿病・喫煙・肥満・肥満体型・運動不足・コレステロール高値・心臓病や脳疾患などの家族歴 これらの症状がある方はABI検査を受けられることをお勧めします。

聴力検査

聴力検査とは、どのぐらい小さな音まで聞こえるかということを測定するものです。周囲に雑音のある環境では正確な検査が出来ませんので、右の写真のような防音の検査ボックスで行います。

脳波検査

頭皮上に沢山の電極を付け、脳神経から発生する波を記録します。ベッドに寝てもらい、目を閉じた状態で検査し途中で負荷試験(深呼吸や光刺激など)を行います。てんかんや脳血管障害等の診断について行う検査です。

睡眠時無呼吸症候群簡易検査(SAS)

自宅でも取扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。自宅でもできる検査なので、普段と変わらず仕事や日常生活をそれほど心配せずに検査することができます。